2022年度基本テーマ
平成元年に設立された歴史ある「鯱の会」の良さは会員全員が若鯱会のDNAを持ち、幅広い世代が集う一体感ではないでしょうか。そんな鯱の会も二年間コロナ禍に翻弄され、会の良さである「集う」ことができませんでした。
従って、本年度は二つの【承継】をコンセプトに事業を行い《後輩からの恩返し・先輩からの恩送り》の気持ちで、会員同士が繋がる一年にしたいと思っております。
さて、一つめの【承継】は「鯱の会」の伝統、先輩方々の経験と想いを受け継ぎながら、幅広い世代で「魅力ある鯱の会とは」を考える事業を行います。そして今後、入会をされる若鯱会会員にも「鯱の会」の魅力を発信していきます。鯱の会は次年度35周年の節目を迎えますので、大好きな「鯱の会」の素晴らしさを再認識し、来たる周年に繋げていきたいと考えます。
二つめの【承継】は創業者、二代目、三代目の経営者が若鯱会でともに研鑽を積み、卒業者の多くは仲間と志を繋ぐべく「鯱の会」に入会します。この「鯱の会」では世代の違いはあれ、事業承継を悩まれている会員の方々が少なくないのではないでしょうか。
2025年には70歳以上の中小企業経営者で127万社が後継者不在により、廃業の危機にあると言われております。既に事業承継をされた会員、これから考えられる会員とさまざまと推察しますが本年度は「事業承継」のあり方を考える一年にしたいと存じます。
コロナ禍で先の見えない昨今ではございますがともに充実した一年を送るべく、尽力いたす所存でございます。皆さまにご協力をお願いし、本年度の基本方針とさせていただきます。
名古屋商工会議所 鯱の会
令和四年度会長